小学校受験は未知の世界だけに、どんな子供が合格しているのか、なかなかわからないのが現状です。
また小学校受験に合格した子の家庭はどのように受験を乗り切ったのか、どんな生活を心掛けていたのか、わこの経験を元に、共通点を見つけてありますので、今回はご紹介したいと思います。
目次
小学校受験に合格する子供の共通点
小学校受験に合格する子供の共通点、気になりますね。
そして一番気になるのは我が子がその合格する子供に入っているか、だと思います。
どんな子供であれば合格できるのか、小学校受験の独特の課題を含めて説明していきます。
長年、幼児さん、特に小学校受験をするお子様たちを見ていると、この子は光っているな、この子はセンスがいいな、というのはわかります。
それは小学校の先生たちも同じだと思います。
毎年たくさんの受験生を見ていますし、その後入学後の成長する姿も見ていますので、こういう子に育つかなぁというイメージがわいてきます。
どんな子が実際に光って見えているのかお伝えしますね。
・年齢相応の行動を超えている場合
幼児にはよく見られる足バタバタや隣の子とおしゃべりせず、自然に待っている姿がある
・積極性と落ち着きのバランスがよい
今は手を挙げるとき、今は先生の話を聞くとき、とON/OFFが理解できている
・家庭の方針が行き届いている
メリハリがはっきりしていて、片付けましょうと言われたらすぐに作業をやめることができる
待つことができ、我慢が出来る子
・明るくて素直な子供
明るくても素直ではない子が多い
気が付かれたと思いますが、勉強ができる子が合格するわけではありません。
これが小学校受験の最大の特徴です。
出された課題について、「つまらないからやらない。」と決めつけない!
よくありがちですが、えー。「これつまらないよ。つまらないからやらない!」と決めつけてしまう子供が多いことです。
「あ、これやったことある、だからやらない・・」もよくあります。
しかし、合格する子はここで目が光ります。
「あ、これやったことある、今日はさらに何か新しいことするのかな?」と、興味津々になるのです。
自分で自分を高めたいという気持ちから、常に新しいことをキャッチしようという意識が見られます。
日常生活でもこの新しい何かを見つける工夫をしてあげることで、子供の目が光る瞬間を見ることが出来ると思いますよ。
わこ家では、ペーパーをする時にも、問題はいつも同じにはしません。
いつもの声があがります。
子、「あ、これやったことある!できる。もうわかるよ。やらなくていいじゃない?」
わこ、「本当に?今日はお話の内容も違うし、記号も違っているよ。よく聞いてないと間違えちゃうよ。」
と、うながし、いつも新鮮な気持ちで取り組むように声掛けしています。
日常生活の延長が受験で見破られる
小学校受験やお教室では緊張しているから、見破られることはないと思っていませんか?
日常生活でだらだらと過ごしていたら、その延長で外の行動でも出てしまいます。
なぜなら、小学校受験は行動観察という課題も行われますし、幼児にとっては半日という長時間すべてが考査の対象となります。
休憩時間や教室の移動時間、お手洗いタイムもあります。
ふっとした瞬間にだらだらした行動や、他のお友達にちょっかいを出すところまで見られているのです。
すべての時間きちんとしていることは大人でも難しいことです。
メリハリをつけて行動するということを日常生活の中で自然に身に付くようにしていきましょう。
小学校受験に合格する家庭の共通点
小学校受験に合格する子供をお伝えしましたが、そのご家庭にも共通点があります。
合格する家庭とはどのような対応をしているのかお知らせしていきます。
親がよく子供の話をきいてあげる環境がある
・あいさつやお礼が自然とできる
うながされなくても自然と言葉で表現できる
・対話の質がよい
親からのおしつけではなく、ヒントを出して子供の興味を引きだしている
・小学校受験は知識だけでは合格できないと理解している家庭
あたりまえのようですが、再認識することでより合格近づくことができると思います。
小学校受験できる家庭の環境
わざわざ小さい時に子供に苦労させてまで小学校受験する必要があるか、よく聞かれます。
それはそれぞれの家庭の環境によりますので自由です。
ただ、受験に挑戦できる家庭の環境があるというのはいいことだと思います。
それは私立、国立問わず、親が子供の学習に関して興味があり、公立プラスαを与えてあげたいという気持ちがあるからこそ挑戦できることだからです。
また今までのお子さんの性格や行動を見て、どの小学校が、相性がいいのか、ご自身の子供がその学校に入学してプラスになるかも十分に考慮する必要があります。
お子さんがやる気になるかどうかも見極める必要があります。
5歳6歳で受験するのは親も子も体力を使います。見極めと親の決断も大事です。
中学校受験はお子さんの気持ちも入ってきます。
小学校では無理をせず、もっと成長した中学校でまたは、高校、大学で挑戦するという選択肢もあります。
日本の教育体制は整っています。公立であっても同等の教育を受けられます。
ただし、我が子にプラスαを与えるメリットがあるとお考えで、家庭から通学できる範囲に挑戦できる小学校があるのなら、チャレンジしてみる価値は十分あると思いますよ。
我が子に合っている小学校を見つけ出すこと
我が子の性格を一番知っているのはご両親です。
受験するにあたり、候補がある場合には我が子に合っている小学校を見つけ出すこともご家庭の役割となります。
この子の為に、何をできるか考えます。附属、系列小学校を候補にしている場合でも、その大学、高校のレベルを見るのではなく、小学校の方針があっているかを考える必要があります。
わこの長女は実は今の小学校ではなく、他の小学校も考えていました。
あいにく遠方の為に、断念しましたが、学校の教育方針がとても自由を尊重する学校で、奔放な長女にはあっているな、それでいてその自由を学力に結び付けるような教育方法でした。
ご自身のお子さんの性格と、志望する小学校の特色を研究し、照らし合わせてみてください。
小学校受験では完璧を求めない
親が主導で進める小学校受験では、どうしても子供に完璧を求めてしまいがちです。
相手はご自身の子どもです。
これまでできた問題がどうしてできないか?子供(というか人間は)忘れるからです。
そこで何でできないの?この前やったでしょ!
ということなく、じゃあこれもやってみようかと簡単な問題に戻ってください。
もしくはお子さんの好きなジャンルに変更してみてください。
過去、合格した子供達、全員が完璧にできたわけではありません。
たいだいできる。子供らしくできる。
それでよし、としましょう。
親から子供に押し付けてはいけないこと
子供のやる気をうまく引き出すためにはコツが必要です。
親から子供に押し付けしていますのが一番よくありません。
やってしまいがちですが、してはいけないこともあげておきます。
・お父さん、お母さんの昔の苦手分野を得意にしようと無理やり教える
・先取すれば得意になるだろうと、早めにスパルタで教える
お父さん、お母さんが苦手だったことはおそらく、得意になるきっかけに恵まれなかっただけのことです。
早めに教えたからといって、お子さんが得意になるわけではありません。
むしろ、早めにやっておけばパパやママのようになることはない、という言葉のプレッシャーで余計苦手意識が生まれてしまいます。
早めにやればできるかも、という意識をやめて、他のアプローチ方法を見出します。
例えば、わこの長女は積み木と四方図が苦手でした。
ペーパー上では限界と感じた時、答えを何回も見直して覚えるのをやめます。
実際に積み木をもってきて、自分で確認することで、手で覚えてもらいます。
四方図は実際にお茶碗、コップ、花瓶とテーブルに並べて、前から、後ろから横から見てもらいます。
実際に見る、体験することで初めてできるようになりました。
ママは子供を助け、パパはママを助ける
小学校受験説明会等で言われることです。
「小学校受験では、ママは子供を助けてください。そしてパパはママを助けてください。」
受験は家族全員で乗り越えなければなりません。
ママだけが一人でやる気でも子供はシャッターを下ろし、やる気なしでは成り立ちません。
パパが子供の味方になって、ママだけ一人になってはママのモチベーションも保たれません。
パパがバランスをとって、ママに共感、同調することで、お子さんをサポートしてくださいね。
お子さんが暗い気持ちで受験会場に送り出すことのないよう、何とか気持ちをのせてあげて、明るい顔で入室できるように両親が明るい家庭を作ってサポートしましょう。
まとめ
今回は大変気になる話題、小学校受験に合格する子供と家庭の共通点についてお伝えしました。
出された課題について、目を光らせて取り組む子供になるには、日常生活でも常に新しい提案をしていくこと、生活の延長に小学校受験があることがお分かりいただけたと思います。
小学校受験できる家庭の環境がそろっているか家族で確認し、受験準備では親から子供に押し付けて取り組みしないこと、ママは子供を助け、パパはママを助けることで乗り切ることが出来ます。
お子さんにストレスがかからないように、子供に完璧を求めずに、明るい家庭を目指してくださいね。
みなさんが相性ばっちりの小学校と出会えることを願っています。
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